私は小学生の頃から、塾に通い、受験戦争をくぐり抜け、まさに偏差値教育の中を生きてきた典型的な人間だと思います。
大学も、将来何になりたいのか、何を学びたいのかを重視せず、偏差値の高い大学・学部を重視して選びました。そこへたどりつけさえすれば、明るい将来が待っているような確信をしていました。

厳しい受験をくぐり抜けたことについては、それなりに忍耐力や根性がついたと思いますし、度胸も備わったと思っています。
アスリートと比較するのは、おこがましいかもしれませんが、メンタル面でも鍛えられました。
ただ、人生の目標を良い大学に入ること、としてしまっていたので、社会に出るとき、そして出てから苦労したと思います。
就職氷河期に、就職活動をすることになり、ほとんどみな同じ、どんぐりの背比べのような感じで面接にのぞみながら、自分のオリジナリティとは何なのか真剣に悩みました。
結局、学業でナンバーワンをめざしオンリーワンであることを重視しなかった結果、大多数の人と同じ門をくぐろうとあくせくしてきたような気がしました。

なんとか就職の切符を手にすることができましたが、会社で求められるのは、お勉強ができることではありません。折衝能力、スピード感、人との和合、独創性など、いろいろなことが求められます。
走りながら考えるような生活を送り、自分の体調も管理しなくてはいけません。

大学名など、必要がない時の方が多いのです。

ですから、どういう学生時代を送ったかがとても重要になります。

また、逆に皆が一つの門に向って一斉に走り出すような一つの門を目指すのではなく、専門性を身に着け、自分にしかできない仕事につくのもとても賢いと思うのです。マイナーな分野に見えても、そこでスペシャリストになればいいのです。
結婚しても、子どもが産まれても振り回されることがなく、また自分にしかできない仕事ができるというような仕事。
そんな仕事を早いうちに夢として描くことができれば、大学選びもおのずと変わってくるかと思います。

もちろん、大学では専門性を身に着けるだけでなく、友人と豊かな人間関係を築く大切な時期でもあると思います。
知的な人が多ければ、それだけ刺激を受けることも多いですし、そういった意味では良い大学に通うと、目に見えない資産をたくさん作ることはできます。
ずっと競争社会でやってきて、唯一、大学に入ると競争社会とは少し離れた環境になるため、真の友人もできやすいと思います。
何を重視するかは人によって違います。

ただ、将来を見据えたうえで大学選びをすることが肝心なのは、自分の実体験を通していえることです。

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